あの日とその日

自死遺族 私の胸の中

私が死んだら

誰もが納得すると思う…


娘と会えるねって

私の母は きっと言う


幼子残して…と義理の母が言う。


旦那は、わけがわからなくて

たちすくむ


幼子達は

普段から死んだフリをしているので

目を開けてと瞼を開けると思う


私の兄弟は

どこかで納得して

どこかで仕方ないって思うんだろう


死ぬ事に

なんの抵抗もない


ただ、

病死で亡くならないと

納得してもらえないと思う



今日もまた生きている

朝日が燃えるように赤い

最近、少しずつ朝日が昇るのが

遅くなった


最近の朝日は

夕日に負けないくらい

紅い。


一時期は

神々しいとも感じたが


今では

またあの日を思い出す



職場で、90代の方と話をするが、

ほとんどが

早く楽になりたいと

仰る。


私が答える返事は

生きるって修行で、まだ

修行しなきゃいけないってことなんでしょうね

って

いつも答える。


流れで、私の

呑兵衛(酒好き)の話に流れ

ほどほどにしなさい

って言われるが

私は 死に急ぐために

飲んでいる


それは

もちろん内緒だが…


健康的なこの身体が憎い。


今日も何事も無く

生きてしまいました

わからない

なんでお盆ってあるのでしょう


もういないのに、

話も、抱きしめる事も

できないのに


帰ってくるんでしょうか…


どんなに想っても

あの子は いない…。


会えない、見ることが出来ない

さわれない

抱きしめられない


お盆の意味がわからない


でも

昨日、実家で手を合わせてきました


あの子が苦しんでいませんように…と。